小学校入学後の英語教育、どうする?
「いまはプリスクールで英語に親しんでいるけど、小学生になったら、どうやって英語教育を継続していけばいいの?」
そんなお悩みを抱えている保護者の方々を対象としたGO セミナー「幼時からの、わが子に最適な英語の学び方」を2024年1月29日、オンラインで開催しました。講師を務めたのは、長年、子どもの英語教育に携わり、効果的な指導方法を研究してきた宇野令一郎さんです。本記事では、そのセミナーの要点をお伝えします。
宇野令一郎
㈱Aoba-BBT(旧:ビジネス・ブレークスルー)常務執行役員
グローバル人材育成事業本部長
熊本大学大学院 教授システム学 非常勤講師
子どもは覚えるのも、忘れるのも早い。大切なのは、10歳までに「一生ものの英語力」を身に着けること
「プリスクールで育まれた“学ぶことへの好奇心・探求心”を大切にしながら、“話す力(スピーキング)”を中心に英語の4技能を満遍なく伸ばしていくことが重要です」
セミナーの冒頭、小学生の英語教育の基本方針について、宇野さんはこう切り出しました。そして、「8~10歳までの教育で、英語を習得できるか/できないかが決まってしまう」と続けます。
その根拠となっているのが、第二言語習得における3つの仮説です。
①言語喪失仮説
子どもは、言語を習得するのも早いが、忘れるのも早い。スピーキング→語彙→文法→発音の順に喪失していく。英語圏で暮らしたことのある子どもを対象に、「8歳以下で日本に帰国した子ども」と「それ以降の年齢で帰国した子ども」を比較すると、前者のほうが英語を忘れやすいという研究データもある。
②臨界期仮説
英語の習得力は10歳頃までにピークを迎え、以降は急激に下がっていく。発音などの音声の習得力のピークはさらに早く、5~6歳とも言われている。
③臨界閾仮説
第二言語は、学習量が一定量を超えると忘れにくくなる。米国国務省(FSI)による政府職員言語訓練機関のデータでは、「2200時間ほど英語を学習すれば、日常やビジネスの会話が正確にできるようになる」としている。
「以上のことを踏まえると、プレスクールですでに1000時間ほど英語に触れているお子さんであれば、10歳ごろまで継続して英語学習を続け、小4で英検2級取得レベルに到達するのがひとつの目標になります」
首都圏を中心に「英語(選択)入試」を導入する中学校が急増
宇野さんが、幼少期の英語取得を推奨するのには理由があります。
「これまで金融、自動車、製薬など、各業界を代表するような大手企業の経営層を対象に、英語取得のサポートを行ってきました。そのなかには、プリスクールの子ども以下の英語力しかない方もいらっしゃって、英語の習得に大変苦労されます。皆さんのお子さんたちには、そんな思いをすることなく、グルーバルのビジネスの舞台で活躍してもらいたい。英語ができることは、生涯の強みになります」
実際、英語ができる人/できない人を比較した場合、40代男性では200万円以上の年収差があるというデータもあります。50代女性においては、500万円近くの年収格差です。
また、近年は首都圏を中心に「英語(選択)入試」を導入する中学校が増えています。その数は2021年で143校にのぼり、志願者も2200人まで増加しています。中学受験の選択肢を広げ、その後の進路選択の幅を狭めないためにも、小学生のうちに“一生ものの英語力”を身につけておくことをお勧めします。
では、家庭ではどのような英語学習のサポートをすればよいのでしょうか?
「英語に触れる機会を増やすことが大切です。その際、YouTubeやNetflix、Disney+など、見たいときに、見たい番組を自由に視聴できるオンラインの動画配信サービスが有用です。また、英語絵本の読み聞かせも効果的で、大型書店にお子さまと一緒に行けば、より興味関心のある絵本を選ぶことができます。子どものうちにネイティブスピーカーの英語の触れるのもとてもいい経験になので、海外旅行もぜひ前向きに検討してみてください」
そして、バイリンガルを目指すうえで最も重要なことは、「プロの講師に知的好奇心を刺激してもらいながら、質の高い英語に触れること」と宇野氏は断言します。
「小学校に通いながら、限られた時間のなかで英語学習の効果を高めるには、体系的に学習内容がまとめられたテキストを使って、プロによる指導を受けるのが一番です。ぜひお子さまの英語力向上のため、オンライン英語学習のGo Schoolをご検討ください」
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