なぜ「目標」を決めるの?
英語を勉強していて、「何をどれくらいやればいいのか分からない…」「すぐにあきちゃう…」そんな気持ちになったことはありませんか?
それは、ゴール(目標)がはっきりしていないからかもしれません。
ゴールを決めると、「今日はこれができた!」という達成感が得られます。そしてそれが自信につながり、「もっとやってみたい!」という気持ちを育てます。
ゴールは「未来の自分」を思い描くところから
ゴールセッティングというと、「英単語を〇個覚える」など“すぐにできそうなこと”から考えがちです。
でも、本当に大事なのは、まず“理想の自分”を考えること。
たとえば…
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「英語で世界中の人と話せるようになりたい」
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「海外の大学に行ってみたい」
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「ディズニーランドでキャストさんと英語で話したい」
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「英語で自分の気持ちをかっこよく伝えたい!」
そんなワクワクする夢やイメージが、「学ぶ力の源」になります。
夢を「見えるゴール」にしてみよう
未来の理想の自分がぼんやり見えてきたら、それを**「具体的な言葉」にしてみましょう。**
たとえば:
🌟 理想:「海外で暮らせるくらい英語が話せるようになりたい!」
→ 大きな目標:「英語で日常会話がスラスラ話せるようになる」
ビジョンボードを作ってみよう!
ビジョンボード(Vision Board)とは、
「なりたい自分」や「やってみたいこと」を絵や写真・言葉でまとめた夢のコラージュです。
🖼 ビジョンボードの作り方(家庭で簡単に!)
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雑誌やネット、写真から好きな画像を集めよう
→ 海外の風景、英語の本、話している人の写真など -
画用紙やノートに自由に貼っていこう
→ 文字も入れてOK!「I want to go to New York!」など -
できたら部屋に貼ったり、毎日見られる場所に置こう
📌 ポイント:ビジョンボードは「夢を見える形にする」ためのツールです。
目で見ることで、やる気やイメージ力がぐっと高まります。
なぜビジョンボードがいいの?
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子どもにとって「目標」は抽象的で難しいこともありますが、
絵や写真で視覚化することで、気持ちが具体的に動きます。 -
作る過程で、自分の「好き」や「やってみたいこと」に自然に気づくことができます。
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家族や先生と一緒に作ることで、価値観や将来の希望を共有する機会にもなります
大きなゴールから、小さなステップをつくろう
次は、「今の自分にできそうなこと」に分けていきます。
これをステップゴールといいます。
🎯 例:大きな目標「英語で日常会話ができるようになりたい」
ステップゴール | 内容 | 頻度 |
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簡単なあいさつを英語で言う | Hello! How are you? など | 毎日1回言ってみる |
英語で日記を書く | 1日1文でもOK | 週3回書いてみる |
英語の動画を見てマネする | 子ども向けYouTubeなど | 週1回 |
英検5級を受けてみる | 目標に挑戦する! | 数か月に1回 |
→このように、「今の自分でもできること」から始めると、達成感が生まれて続けやすくなります。
ゴールは“見える化”することで力になる
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📅 目標カレンダーを作ろう:できた日には色をぬる、シールを貼るなど。
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🗣 家族や先生に宣言しよう:「私、今月はこれにチャレンジするよ!」と伝えるだけでも、やる気UP。
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✏️ 英語ジャーナルに記録しよう:目標と感想を英語で書く練習にもなります。
英語の試験をゴールにするのもおすすめ!
「どこまでできるようになったか知りたい」「自分の力をためしてみたい」
そんなときには、英語の試験をひとつのゴールにしてみるのもとてもよい方法です。
たとえば…
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英検Jr.(ブロンズ・シルバー・ゴールド)
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英検5級や4級
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Cambridge YLE(Starters / Movers / Flyers)
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TOEFL Primary / TOEFL Junior(中学生向け)
英語の試験にはレベルが分かれているので、今の自分に合ったものを選べます。
試験を受けることは、「何ができて、何をがんばればいいのか」がよくわかるきっかけになります。
また、結果が数字やスコアで出ることで、
「前よりもスコアが上がった!」「リスニングが得意になってきた!」など、
成長を“見える化”することができます。
試験はあくまで“通過点”!
英語試験は「合格すること」が目的ではなく、
**今の自分の力を知って、次のステップに進むための“通過点”**です。
プレッシャーをかけすぎず、楽しいチャレンジとして活用してみましょう。
試験に向けてがんばることで、自然と語彙や表現力も増えていきます!
振り返りとアップデートも大事!
ゴールを立てたら、それで終わりではありません。ときどき振り返って、
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「ちゃんと進んでるかな?」
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「ちょっと難しすぎたかも?」
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「もっとこんなこともやってみたい!」
というように、ゴールを見直すことも大切です。無理せず、でも諦めずに、“ちょっとずつ前に進む”ことが一番大切です。