近年、中学受験で英語を課す学校が増えています。帰国子女向けの入試だけでなく、一般生向けの入試でも英語が導入されるケースが増えており、受験対策が必要です。2024年では中学受験の英語入試を142校が実施しているそうです!本記事では、中学受験の英語で求められるレベルと、効果的な対策方法を詳しく解説します。
1. 英語入試が行われる形
5科目入試
この形では、算数・国語・理科・社会に英語が加わるというケースです。特典やその配点については学校により様々であるが、英語が加わることで勉強しなければならない科目も増え、英語が必修となるため、試験勉強は必要になります。
科目選択入試
「英語・国語・社会」「数学・英語」等、受験科目が固定されている場合や、選択する場合もあります。英語が必修になっていれば、他の科目との合わせ方は様々です。このケースの入試でも、英語の点数の配分や割合は学校によって変わるので、しっかり受験したい学校の情報を調べることをおすすめします。
帰国子女入試・英語1科目入試
多くの帰国子女入試では、英語のみで試験が行われます。試験の難易度は学校によって異なります。また、帰国子女入試じゃなくても、英語1科目のみで入試する制度も増えているようです。これは外国での滞在期間は関係なく、英語に比較的に自信のある方が受けれる入試制度になります。筆記だけでなく面接での受験もあったりと、学校ごとに入試内容は異なりますので、しっかりご確認ください。
2. 英語入試に求められるレベル
中学入試で求められる英語のレベルは学校により異なります。
英検4級〜3級レベル(基礎レベル)
求められる力
- 単語力:英検4級〜3級レベル(約800〜1,500語)
- 文法力:一般的な中学1年生の英語(be動詞、一般動詞、現在進行形、過去形、助動詞)
- 読解力:短い文章の意味を理解し、選択肢から正しい答えを選ぶ
- リスニング(一部):簡単な日常会話の聞き取り
英検3級〜準2級レベル(発展レベル)
求められる力
- 単語力:英検3級〜準2級レベル(約1,500〜3,000語)
- 文法力:中学2年〜3年レベル(現在完了形、不定詞、動名詞、関係代名詞など)
- 読解力:200〜400語程度の長文を読み、内容を理解する
- リスニング:日常会話の応答や簡単なスピーチを理解する
- 英作文(一部):50〜100語程度の短文を書く
英検準2級〜2級レベル(帰国子女レベル)
求められる力
- 単語力:英検準2級〜2級レベル(約3,000〜5,000語)
- 文法力:高校レベルの構文を含む(仮定法、分詞構文、関係副詞など)
- 読解力:400〜600語の長文を読み、要旨をまとめる
- リスニング:自然なスピードの英語を聞き取り、内容を理解する
- 英作文:100〜150語以上の意見文を書く
3. 中学受験に英検は取得するべき?
結果から言いますと、英検を取得しておくと、ものすごくアドバンテージになります!
中学受験で英検による優遇・加点を受けたい場合は、小学生卒業までに低くて4級、できれば3級以上を取得しておくのがおすすめです。英検4級は中学受験においては最低ラインであり、より有利な優遇を受けたい場合は3級以上を取得しておきましょう!また、受験する予定の高校が英語力を重視し、英語が強い学校であれば2級、準2級取得していないと優遇にはならない学校もあります。英語に興味があり、英語が好きなバイリンガル小学生は英検2級を目指すべきです!詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ただし、英検を取得していなくても、入試要項に英検取得が必須になっていない場合は問題ありません!また、英検2級は小学生にとってハイレベルな英語力になるため、必ずしも中学受験に必要なわけではないです。しっかり受験しようと思っている中学校の求めるレベルを把握し、それに沿った対策をしましょう。
4. 中学受験英語入試の対策
①志望校の試験内容とレベルを把握する
各学校の入試情報を確認し、試験科目や出題傾向、求められる英語レベルを把握しましょう!そうすることで、効率的に英語学習を行うことができます。
中学受験で課される英語のレベルは、学校によって異なりますが、大きく分けると 「基礎レベル」「発展レベル」「帰国子女レベル」 の3つに分類できます。こちらはあくまで目安なので、参考程度にご覧ください。
① 基礎レベル(英検4級〜3級相当)
一般生向けの入試で課されることが多く、公立中高一貫校や一部の私立中学で採用されています。
求められる力
- 単語力:英検4級〜3級レベル(約800〜1,500語)
- 文法力:一般的な中学1年生の英語(be動詞、一般動詞、現在進行形、過去形、助動詞)
- 読解力:短い文章の意味を理解し、選択肢から正しい答えを選ぶ
- リスニング(一部):簡単な日常会話の聞き取り
② 発展レベル(英検3級〜準2級相当)
私立中学の「英語選択入試」や、一部の公立中高一貫校で出題されるレベル。
求められる力
- 単語力:英検3級〜準2級レベル(約1,500〜3,000語)
- 文法力:中学2年〜3年レベル(現在完了形、不定詞、動名詞、関係代名詞など)
- 読解力:200〜400語程度の長文を読み、内容を理解する
- リスニング:日常会話の応答や簡単なスピーチを理解する
- 英作文(一部):50〜100語程度の短文を書く
③ 帰国子女レベル(英検準2級〜2級相当)
帰国子女向けの入試では、より高度な英語力が求められます。
求められる力
- 単語力:英検準2級〜2級レベル(約3,000〜5,000語)
- 文法力:高校レベルの構文を含む(仮定法、分詞構文、関係副詞など)
- 読解力:400〜600語の長文を読み、要旨をまとめる
- リスニング:自然なスピードの英語を聞き取り、内容を理解する
- 英作文:100〜150語以上の意見文を書く
② 英語資格の取得を検討してみる
多くの中学校では、英検などの英語資格を取得している受験生に対して優遇措置や加点制度を設けています 。特に、英検3級以上を取得しておくと、有利になる場合が多いです。資格取得は、受験対策としてだけでなく、自信にもつながります!
③模擬試験や過去問演習の活用
志望校の過去問や類似した問題に取り組むことで、出題傾向や時間配分の感覚を養うことができます。例えば、四谷大塚の「中学入試過去問データベース」では、全国の中学校の過去問を閲覧することができます 。また、早稲田アカデミーの「NN志望校別コース 学校別合格判定模試」などの模擬試験を活用することで、本番さながらの緊張感を体験し、弱点を明確にすることができます 。
④早めの学習計画と継続的な学習
英語力は一朝一夕で身につくものではありません。特にリスニングやスピーキングといった技能は、日々の積み重ねが重要です。ニュースの英語放送や英語の物語を聞くなど、日常的に英語に触れる環境を作りましょう!楽しく持続的な学習をできる方法を見つけるのが大事です。
⑤専門的な指導を受ける
独学での学習に不安がある場合や、より効率的に学習を進めたい場合は、専門的な指導を受けることも検討しましょう。塾やオンラインスクールでは、プロの講師が最新の入試情報を基に、個々のレベルや志望校に合わせた指導を行っています。
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