英検って何?英検の級、2024年からの変更点について

英検(実用英語技能検定)の概要

英検とは、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する英語技能検定であり、正式名称は「実用英語技能検定」です。英検は「聞く」、「読む」、「書く」、「話す」の4技能を総合的に測れる英語検定です。試験は年3回行われています。1〜5級に加え準1級・準2級の7段階に分かれており、3級以上では面接試験が追加されます。この試験は学生だけでなく、社会人まで幅広い年齢層の人が受けている試験であり、対象年齢というものがないため、誰でもいつでも受けることができます。

英検の各級の概要説明

英検は5級から1級までのレベルがあります。
こちらは公式が挙げている、級ごとの出題目安と出題形式です。

公式ページ:英検 各級の目安

2024年変更点

2024年から筆記試験のリーディングとライティングの問題形式がリニューアルいたしました。

公式ページ:英検 2024年リニューアル点

一次試験以外に、準1級のみスピーキングテストがリニューアルされました。受験者自身の意見を問う質問(No. 4)に話題導入文を追加されましたので、ご確認ください。

英検の重要性

英検は入試や就職の際に活用されることも多いです。幼児や小学生が英検を目指すメリットとしては、受験に有利いう点があります。受験する学校にもよりますが、取得している英検の級によっては英語のテストが免除になるケースも多いです。その他にも受験判定の際にプラス材料になったり、奨学金の対象になったりすることもあります。将来的に小学校や中学校受験を考えているのなら早めの英検対策がおすすめです。

また、英検には英語能力を把握しやすいというメリットもあります。自分の英語力を把握することで、自分の苦手な部分を知ることができます。また、英語学習において自分のゴールが明確になるため、子供のモチベーション向上にもつながります。早い段階で英語に触れることで、将来的にグローバルなフィールドで活躍するための基礎を築くことができます。

英検受験はいつから始めるべき?

データで見る英検受験

英検公式サイトによると、2022年の小学生以下の英検志願者数は約50万人でした。
今まで英検は、中学生以降が受験する試験というイメージが強かったと思いますが、今は小学生のうちから英検を受験する人が増えています。

2010-2013年のデータによると、英検5級に関しては約4万人以上の小学生が英検5級を受験しており、84.4%が英検5級を合格しています。
普段の会話が日本語のほうが多い子供や、英検を始めて受ける小学生にはまず英検5級から受けてみるのが良いでしょう。

英検4級には、約2万人以上の小学生が受験しており、62.1%の受験者が合格しています。
英検3級には、約1万人の小学生が受験しており、53.8%の受験者が合格しています。

英検準2級の、小学生の合格率は47.7%と、年齢層カテゴリーで一番高いです。準2級を合格した小学生は、小さい頃から英語を勉強していたり、海外経験があるなどとして英語が得意な受験者が多かったのではないかと予想されていますが、日頃から英語学習を行っている児童であれば、小学生で準2級を合格できるということです
英検2級も、英検準2級と同様で小学生受験生の合格率が41.6%一番高いです。独学でも英検2級に合格する児童も最近では非常に増えており、海外経験がなくても英語力がしっかりとついていれば小学生でも合格できます。

このデータは2010-2013年のデータになるので、現在(2024)はもっと受験者も合格率も上がっているかもしれません。
2016年時点では、準一級を合格した小学生が58人おり、1級に合格した小学生が4人もいたそうです。1級の取得も数は少ないですが、小学生でも不可能ではありません!

ここ数年はこのような数値を日本英語検定協会が公開していないため、データは10年以上前のものになってしまっていますので、参考までにご確認ください。

小学生は英検何級を目指すべき?

インター生徒のレベル

では、インターナショナルスクールに通っている小学生はどれくらいの英語レベルなのでしょうか?

実際にインターナショナルスクールに通っている人によると、小学3年生〜4年生時点で英検2級を持っている子がたくさんいるようです。インターナショナルスクールの児童は英検2級レベルの英語力を持っているのが当たり前なのかもしれません。

バイリンガルキッズが目指すべき級は?

小学生卒業までに3級を合格できていれば、普通の日本の生徒より確実に英語力が身についていると言えるでしょう。英検3級を合格できているということは、日本の中学生で学ぶ英語力は身についていることを意味します。

ただバイリンガルキッズはそれ以上を目指すべきです。卒業までにバイリンガルキッズは、英検レベルは2級を目指しましょう!

インターナショナルスクールに通っていなくても、海外未経験の公立小学校に通う小学生が英検対策をしっかり行い英検2級やその上のレベルを合格した事例があります決して、海外経験がないと、インターに通っていないと、英検2級以上を取得できない訳ではありません!日頃から、英語に触れす時間を作り、しっかり対策することで小学生で準2級、又は2級、そしてその上のレベルの級を取得するのは可能です。

実際に6歳で英検準2級を合格経験のあるGO School児童がいますので、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:【受講生の声】S.Kくん(6歳)英語大好きに!年中秋まで読み書きができなかった息子が、英検準2級合格!

子供の現在の英語レベルを知る方法

子供の英語レベルを評価する方法はいくつかあります。
①学校の英語の成績
英語教科の成績でレベルを確かめて、受けるレベルを決めることも一つの手です。又は、教師のフィードバック等を参考にするのもいいでしょう。
②英検の過去問を解いてみる
英検の過去問を実際に受けてみることで英語のレベルを知ることができます。過去問を受けてみることで、自分の苦手な部分も知ることができるので、対策準備にも役立つでしょう。

英検対策いつから始めるべき?

ではいつから英検対策は始めるべきでしょうか?
結論から言うと、早ければ早いほどいいです!英語に早い年齢から触れることで、英語を学ぶスピードは確実に上がります。早くから英語に慣れ親しむことで、英語に対しての苦手意識を消すことができます。英語を学ぶことに対して「楽しい!」という気持ちを促進することも可能です。英語能力はグローバル化が進む現代の社会では必要不可欠な能力です。そのため、小さい頃からの英語教育は子供にとっても大きいアセットになるでしょう。

目標設定

英検対策を行う上で一番大事なのが「目標設定」です。
小学生卒業までに最終的に何級合格を目指したいか目標設定をしましょう。目標設定をすることで最終ゴールに応じた段階的な学習計画を立てることができます。
英語にあまり触れていないお子さんがいきなりレベルの高すぎる英検を受験して不合格になってしまったりすると、英語学習のモチベーションを下げてしまう可能性があります。そのため、お子さんの英語のレベルをしっかり把握し、段階的なステップを組むのが大事になってきます。
早めに英検対策をすることで、4技能のうちどの部分が苦手なのか等も把握できるようになるため、できるだけ早く対策を始めることをおすすめします。

まだ英語にあまり触れてきてない、幼児〜小学生低学年のお子さんには英検前に英検ジュニアを受けてみるのも手です!英検ジュニアは英検と違い、合否のないテストであり、オンラインで低料金で受けることができるため、お子さんの英語能力を測るテストとしても使えます。
英検ジュニアについてはこちらの公式ページをご覧ください。
公式ページ:英検ジュニア

英検2級に合格するためのおすすめ勉強方法とやるべき対策

おすすめの教材

①過去問
小学生で英検2級を合格するには、過去問での対策は必須です。実際に使われる問題を解いてみることで、自分の得意分野や苦手分野を知ることができます。苦手分野を徹底的に対策できるので勉強法としてはおすすめです!英検の公式ホームページに3回分の一次試験の過去問を無料でダウンロードできるので、活用してみてください。

公式ページ:英検 過去問・試験内容

3回分の過去問だけでは不安という方は、「2024年度版 英検2級 過去6全問題集」がおすすめです。
ここでは過去6回分の問題が収録してあるので活用して見てください。

②小学生のためのよくわかる英検3級合格ドリル
2級を受験する前に、3級受けてみたい、、という方にはこちらの参考書がおすすめです。こちらの参考書は、小学生を対象としているので、小学生のうちに3級に合格したい人にはとてもおすすめのドリルになっています。英検を始めて受けてみる生徒にもわかりやすく説明されているので、英語にあまり触れたことがなく、そこまで英語に自信がない人でも手をつけやすいドリルになっています。

③GO School 使用デジタルバイリンガル教材
こちらはGO Schoolの授業で実際に使われている教材になります。この教材は各国のインターナショナルスクールが採用する教材であり、バイリンガル教育には最適な教材になっています!英検合格のみを目指すのではなく、英語力を全体的に上げ、自然と英検に合格できるぐらいの英語力を身につけることができます。

こちらは教材サンプルになります。
幼児低学年・英語初心者向け:
Welcome to Our World

他にも、小学生・英語初級~中級者向けと、小中学生・英語中上級者向けの教材があります。Go Schoolで使われている教材についてもっと知りたい人はこちらから確認してください。
教材について: 使用デジタルバイリンガル教材教材

全ての教材はインタラクティブな学習を推奨しているため、英語を楽しく学ぶことができるというのが一番の特徴です。子供にとって英語の勉強が「楽しくない」と思われてしまったら英語学習が子供にとって辛いものになってしまうため、元も子もありません。英語の勉強を「楽しい!」と思わせることで持続的な学習につながります。GO Schoolで使われている教材はそれを可能とします。また、GO Schoolの教材は英語力をあげるだけでなく、グローバルな視野を身につけることも目標にしているため、バイリンガル人材を育てるのに最適な教材となっています。

④スキマ時間で楽しく英語学習
英語力を上達させ、小学生のうちに2級、あるいは2級以上の英検合格を目指すには、スキマ時間を活用することも重要です。スキマ時間を活用することで英語に触れる時間を増やせます。英語と触れ合う時間が長ければ長いほど、子供の英語の上達スピードは速くなるでしょう。
GO Schoolでは、楽しみながら英語に触れるビデオや本のオンラインコンテンツを副教材として無料で提供しています。絵本や動画等、自分が好きなコンテンツを自分で選び、興味を持つものので英語学習ができるため、持続的に英語学習をする上で大事になってくる「楽しんで学ぶ」という習慣を身につけることができます。

オンライン英語塾

参考書やドリルで単語の勉強や「読み」や「聞き」の勉強はある程度できるかもしれません。ですが、効率的に合格を目指したいのであれば、独学で勉強をするより、プロの講師と勉強を進める方が効率的です。

「読み」や「聞き」では答えがあるため、独学でもある程度学習できますが、「書き」や「スピーキング」は正解がわからないため、自分の能力が一体受けたい英検のレベルに達しているのかどうか独学ではわかりません。

GO school では、教員資格を保有している外国人講師軍が英検対策を全てオンラインでサポートしてくれます。個人個人に合った学習方法でスピーキングを個別指導をしてくれるため、自信を持って本番に挑みたい生徒にはぴったりなサポートになっています。GO schoolでは、英検合格だけではなくバイリンガルになるための英語コミュニケーション能力を培うことができるので、英検を合格するだけでなく、グローバルな人材を目指すことができます。